2022年度NPO法人民間稲作研究所公開シンポジウムのご案内│化学肥料不使用・自然環境を活かした米生産の研究団体|民間稲作研究所

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テーマ 『地域を守る食と農』

コロナ禍が相変わらず沈静化していないため、今年度のNPO法人民間稲作研究所の公開シンポジウムは、前年度と同様にオンラインでの開催とさせていただきます。公開シンポジウムは交流の場でもあるので残念ですが、中身の濃い場にしたいと思います。

みどりの食料戦略が打ち出されて、有機農業がにわかに脚光を浴びておりますが、その本質は正しく理解されていないように思われます。この点について、私たちは、有機JAS法の「有機農産物の生産の原則」にある「農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本とし、土壌の性質に由来する農地の生産力の発揮と、環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法」を、その本質と位置づけています。

今年度のシンポジウムはこの原点に立ち返って、皆さん方と有機農業を考えてみたいと思います。

期 日 2023年2月18日(土)

午前の部 本来の有機農業とは

-担い手と学校給食からのアプローチ―

基調講演の主旨は、今の地球は気候や生物絶滅など様々な危機を抱えていますが、食料もそれに勝るとも劣らない危機問題の1つです。ゲノム編集技術に代表される工業型農業は、我々の健康はじめとして多方面に影響をもたらしています。有機農業は本来の農業生産に回帰させ、あらゆる「いのち」を守り持続ある社会の形成に寄与していることを指摘していただきます。

基調講演を踏まえた実践事例は、まず、報告1では、有機農業の担い手形態として、エコロジーの原則を農業に適用したアグロエコロジーに基づく家族農業経営の重要性を述べていただきます。

続いて報告2では、近年、「学校給食に有機米を」の取り組みが全国の自治体に散見されるようになりました。千葉県木更津市はその代表的な事例の1つで、2019年より民間稲作研究所の指導のもとに有機稲作に取り組み、4年目にして生産量が目標の57%に達しました(市内の小中学校は30校)。その事業プロセスについて述べていただきます。

司会  斎藤 一治

主催者あいさつ   舘野 廣幸
[民間稲作研究所理事長]
09:00~09:30
基調講演 <急速に進む命の分解-細胞農業>の危険を止める有機農業・アグロエコロジー 印鑰 智哉
[民間稲作研究所常任理事]
09:30~10:50
報告1 今、有機農業者の果たすべき役割 國母 克行
[民間稲作研究所副理事長]
11:00~11:30
報告2 オーガニックなまちづくり条例による学校給食米の有機化 野村 洋貴[千葉県木更津市オーガニック推進課長] 11:30~12:00
質疑応答     12:00~12:30

昼食・休憩  12:00~12:30

午後の部 地域循環型農業からのアプローチ

基調報告の主旨は、長年、自然の摂理にあった稲作と田んぼの姿を追い求め、多数回中耕除草が光合成細菌を豊富にさせて収量向上に結びつくことを、江戸時代の農書からヒントを得て明らかにしました。除草は単に草を取るだけではなく、生物多様の田んぼを育むのでいるのです。 続いて実践事例の報告では、1.は田畑輪換や緑肥作物の鋤き込みなどを積極的に取り入れ、地力維持の向上と雑草防除を図っています。土地利用の向上とコスト低減を実現していることを述べていただきます。2.は経営内からの籾殻・米糠など、地域内からの酒粕・オカラなどを堆肥化し、身近にある資源を有効に活用していることを述べていただきます。両事例とも、自然と共生し生物多様性を生かした経営でです。

基調報告 江戸時代の農書から学ぶ水田の多数回中耕除草 粕渕 辰昭
[山形大学名誉教授]
13:30~14:20
報告1 購入資材ゼロを目指す 低コスト有機栽培への挑戦 川俣 文人
[民間稲作研究所常任理事]
14:30~15:00
報告2 身近な資源と微生物を利用した楽しい有機農業 中道 唯幸
[中道農園長 滋賀県野洲市]
15:00~15:30
総合討議     15:40~16:50

閉  会

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